37cmという小ぶりの市松人形。お顔に
乾燥ひびや傷、汚れはありません。東光作。
初代の東光は仏師でもあり、どことなく深遠
な雰囲気のある目の細いお人形が多かった
ようですが、昭和後期〜現代の東光さんは、
目もぱっちりして、親しみやすいお顔をして
います。この子は瞼や頬にほんのり桜色の赤
味があり、華のある顔立ちをしています。
爪切りのある手と土踏まずの切り込みのある
足。左足の親指の先にほんの少し塗りの剥げ
と、足の甲にひびがあります。黒地の着物は
華やかな柄ですが、地の色と黒髪がマッチし
ており落ち着いた雰囲気。とてもいい香の
匂い袋を付けています。
涼しげなブルー地の替え衣装があります。
正絹ですが、袖の菖蒲の柄が初夏向けです。
金糸銀糸の刺繍のある豪華な帯と総絞りの
帯揚げ。春夏、秋冬でお着替えしてあげて
ください。東光さんの市松は、芸術品として
も玩具としても用と美の両方を満足させて
くれます。
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